リウマチ科について
当院のリウマチ科では、関節リウマチをはじめとする膠原病全般の診療を行っております。
膠原病とは、全身でコラーゲンが障害や炎症を起こす疾患の総称です。膠原病で最も一般的によく知られている疾患は関節リウマチで、膠原病患者数の半分以上が関節リウマチです。
関節リウマチは関節症状が主体であることから、日本では最近まで整形外科での診療が一般的でしたが、実際には関節リウマチも他の膠原病と同様に自己免疫疾患です。こうしたことから関節リウマチのある方が他の膠原病を合併することも珍しくありません。
膠原病に分類されるいくつかの疾患は、確立した治療法がなく国の難病指定を受けています。完治や治癒が困難な疾患が多いのですが、現在ではステロイドや免疫抑制剤をうまく組み合わせて使うことで、症状を抑えられるケースが増えてきています。特に関節リウマチでは生物学的製剤の新薬が登場して治療効果が飛躍的に向上しています。
当院では、リウマチを専門とする副院長が診察を行っています。リウマチを専門とする医師は人数が少ないため、最適な治療を受けられずに症状にお悩みの方も多いと思います。そうした方が気軽に受診できるクリニックを当院は目指しています。精査検査や合併症などで入院が必要と判断された場合には速やかに連携医療機関にご紹介し、そこでの検査や治療後の通院治療は当院で引き継ぐなど、しっかりフォローしていく体制を整えています。関節リウマチや膠原病でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
共通の症状
膠原病はコラーゲンに病変を起こす自己免疫疾患ですから、共通して起こりやすい症状があります。
- 発熱・倦怠感
- 関節の腫れ・疼痛・こわばり
- 筋肉痛
- 指先が冷えて色が抜け白く見えるレイノー現象
- 脱毛
- 発疹や口内炎が治りにくい
- ドライマウスやドライアイ
- 日光過敏
上記のような症状が続いている場合には、膠原病の可能性があります。早期の受診でより高い治療効果を得やすい傾向がありますので、こうした症状に気付いたら、当院の「リウマチ・膠原病内科」にご相談ください。